JPポドロジーの基礎理論を受講しました
「JPポドロジー」ってなんだろう?
ドイツ語でポドロギーという言葉があります。意味は「足学」です。
ドイツでは古くからフットケアが盛んです。美容院に髪を切りに行くのと同じように定期的に足をケアする習慣があります。ドイツ式のフットケアは「フスフレーゲ」といいますが、ドイツではそのフスフレーゲが学問として認められました。それが「ポドロギー(足学)」です。2年間3000時間の研修を経て国家試験に合格すれば足の医療的専門家「ポドロジスト」として仕事ができます。
足のケアをするフスフレーガーと足の病気を治すドクターの中間に足の医療的専門家のポドロジストがいるといった感じですね(*´▽`*)
ドイツでは認められているポドロギーですが、日本とドイツでは環境も習慣も法律も違いますのでそれをそのまま日本でできるわけではありません。
ポドロギーを基に日本人に合わせて実用的に体系化した独自のフットケアがJPポドロジーです。
私がこれまでに学んだフットケア
私が一番最初にフットケアを習ったのが浅草にあるバン産商という靴屋さんのフスフレーゲコースです。衛生学や解剖学は医師から接客はシューフィッターから実技は本場ドイツ人のフスフレーガーから学びました☆とても詳しく専門的なことを教えていただきました。ドイツのフスフレーゲってすごいな…と驚きました(^-^)
でも、なんかすごすぎて☆これを私がやったら医師法やら看護師法やらにひっかかってアウトだな(´・ω・`)と。
それに、私がやりたいのはもっと美容的な感じだということで…
次に青山フットケアアカデミーの自然療法フットケアを学びました。足・靴・歩行のトータルフットケアで、このメソッドでは最終的に「歩く」ということを目標にしています。
足のアーチを取り戻して、足に合った靴を履き、正しいフォームでウォーキングすれば、歩けば歩くほど健康になれますし、同時にキレイなレッグラインを自分自身でつくることができます。このような状態にもっていくことができれば食事・運動・休息のバランスが整うことになり健康でいられるし病気にもなりにくい。
「自然療法」つまりは「からだがからだを治す」という考え方です(^-^)
足だけではなく、足から体の健康を考える。健康的で美しいレッグラインを作ると同時に歩くことで体調を整える。その考えに未来への可能性を感じて(笑)歳をとっても健康で美しくいられる!!みんなに伝えたいと思い、足・靴・歩行のトータルフットケアをサロンに導入する次第に。
JPポドロジーを受講してみて感じたこと
私は一つの考えに固執するのが嫌いです。違う意見が聞けなくなるから。
特に人間の足のことともなれば千差万別で、これだけが正しいなんてことはないんじゃないかと思い、素晴らしいご縁もあってJPポドロジーを受講しました(^-^)
JPポドロジーの考えは私が今まで学んできたことを総まとめしてくれたような感じで、内容はとても充実しています。足のトラブルの根本原因から改善し再発を防ぐということはもちろん、その想定しているトラブルも多岐にわたっていますし、現在の日本のフットケアサロン事情に寄り添ってくれている感じです(*´▽`*)
セミナーも各種ありますので参加してより足のことを詳しく学びたいと思います!
最後に…
いやあ、こうやっていろいろセミナーを受けたり、いろんな先生のところに行って話を聞いたりするとあれやこれやといろんな情報がでてきます。あっちの先生とこっちの先生の言うことが全然違ったりして☆
どっちが正しいとかではなく、どっちも正しいのだと思います。対象にしている人の年齢や生活習慣、その人の希望や目的で対処は違ってくるということなのだと思いました。
大事なのは一つの方法にこだわるのではなく、目の前のお客様の状態と目的を共有してしっかり向き合うということなんだなあと思いました。
必要なのは情報量と決断力だと尊敬する先生がおっしゃってました。
たくさんの情報の中からお客様に最適な方法を選べるセラピストになりたいです(*´▽`*)