運動の秋! 正しい歩行で代謝アップ♪ スタイルアップ♪

お盆を過ぎて少し涼しくなりましたね(^-^)

近年の夏は暑すぎて運動するにもためらうほど。夏という活動的なイメージとは裏腹に気付けばしっかり運動不足に☆

薄着で、冷たい物を飲み、冷房が効いた部屋で過ごし、運動も不足…

 

なんだか身体がスッキリしないのはむくんでいるからじゃないでしょうか?

夏は体を冷やすのでむくみが起こりやすい時期です。

そのなかでももっともむくみやすいのが脚。

 

みなさんどうぞご自分のふくらはぎを触ってみてください。

冷たくないですか?

グワシッと握ってみてください。

硬くないですか?

それは脚のむくみです☆

 

脚のむくみのメカニズム

血流が悪くなると静脈管の中に静脈血が溜まってしまいます。

静脈管がいっぱいになると浸透圧によって静脈血中の水分や老廃物が皮下組織へ流れ出てきます。

それがむくみですね☆

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とくに、身体が冷えて血行が悪くなっていると血液はそこに停滞した状態になり、染み出した水分や老廃物は血管やリンパ管に回収されることなく細胞間にとどまります。

細胞間には脂肪があるのですが、脂肪は貪欲に大きくなろうと企んでいるため、細胞間にやってきた水分や老廃物をエサにどんどん大きくなります(>_<)

実は、むくみのうちに対処しておくのが一番簡単なんです。脂肪やセルライトに変わってから落そうと思ってもなかなか簡単にはいきません☆

 

脚のむくみと筋肉の関係

足の血流と足の筋肉は深く関わっています(^-^)

心臓から出た血液は全身を巡ってまた心臓に戻ってきます。

上半身は心臓から近いし上のほうにあるので比較的容易に戻ってこれるのですが、足の場合は体の一番下から重力に逆らって血液を戻さないといけないので心臓の働きだけでは荷が重すぎます(*´ω`)

 

そこで活躍するのが下肢の筋肉です。とくにふくらはぎ!

 

筋肉のミルキングアクションという機能で、足の筋肉を伸縮させて乳搾りの要領で血液を心臓に送り返しています。

正しく歩きふくらはぎの筋肉を上手に使うことで足の血流が良くなります(^-^)

 

血液の70%は下半身に溜まっています。

その血液を上手く循環してやれば体全体の血流量が増えるので、細胞に届く酸素の量が増え、細胞分裂が活発になり代謝がアップするというメカニズム( *´艸`)

 

正しく歩くとは?そのメリットは?

正しく歩くとは体軸をしっかり真っ直ぐ歩くということ。

正しく歩くとは足の筋肉を効率よく使って下肢の滞りがちな血流をよくすること。

正しく歩くとは健康になれて見た目も美しい歩き方のこと。

 

そのときにもっとも重要なのは、足の指です。

(以後、足の指は「趾」と書きます)

 

趾にはたくさんの筋肉がついています。

↓ 下腿から趾に付いている外来筋

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↓ かかとから趾に付いている内在筋

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趾をしっかり使うことで足が安定します。

足が安定すると体が安定します。

足は体の土台の部分なので足の歪みは体の歪みに繋がります。

真っ直ぐ立ったり歩いたりしていれば余分な筋肉を使いませんが、歪みがある場合は弱いところを補うために筋肉が使われ、その筋肉が凝ったり太くなったりします(;´Д`)

 

さて、

足の指なんて気にしたことないよ~という方も多いと思いますので、ちょっとやってみましょう(*´▽`*)

趾の力をあなどってはいけません!

 

まずは、骨盤を立てて真っ直ぐ立ちます。
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そのまま前に身体を傾けつま先に重心を移動します。
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身体は真っ直ぐ、腰と膝を曲げないようにしてくださいね。

 

まずは、指を上げて床に付かないようにしてみてください。

前ももに力が入って身体を支えているのがわかりますか?

次に、足の指を床につけて趾にしっかり体重をのせてみてください。

前ももの緊張がなくなりましたね?

 

前ももの筋肉と言えば大腿四頭筋です。それはそれは立派な筋肉です。

趾を使ってないことで体のバランスをとるために大腿四頭筋を使ってバランスをとっていたわけです。

 

つまり、私が言いたいのはですね、

趾を使うことで大腿四頭筋を使わなくてもいいということなのです!

 

足が太い=前ももが張っている とお悩みの方は、

歩いているときに一生懸命 大腿四頭筋を使った歩き方をしているんです。

 

どうしてそんな歩き方をしてしまうのか…それは趾を使って歩いていないから。

 

外側のももが張っている人も、おしりが横に流れている人も同じです。

真っ直ぐに立っていない、真っ直ぐ歩けていないため、バランスをとるためにそこが太くなっています。

 

正しく趾をしっかり使える歩き方をすることで血行がよくなり余計な筋肉を使わなくて済むのでレッグラインが整います(^-^)

 

街でよく見かけるお尻を落として膝が曲がっている歩き方。ヒールの高い靴を履いてる姿勢の悪い人はだいたいこのパターンです(^_^;)

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この場合もかかとのほうに重心があるため趾が全く使われていません。

そして、同じ体勢をとっていただけばわかりますが、前ももがカチカチです。

 

毎日6千歩くらい歩きますから、その一歩が変わるだけで身体が大きくかわりますよ☆

 

運動を始める前にまず足を見直してください☆

足を見直すことが健康と美しさを手に入れる近道になります!

 

tone-care.com

 

 追記

途中でさらっと言いましたけど…

「骨盤を立てて身体を真っ直ぐ」というのがなかなか難しいんですよね(´▽`*)

骨盤が前後傾していたり、左右に傾いてたり、捻じれてたりしますから。

 

もし身体を前に傾けたとき「趾使っても前もも張ったままだよ」という方は骨盤が立っていないのかも。

 

腹筋、背筋、体幹の筋肉がしっかりしていないと骨盤を立たせることがまず難しくなってきます。

姿勢の良し悪し、太るも痩せるも骨盤を支える筋肉は要になりますので鍛えておきたいものです☆