爪を丈夫に育てるには甘皮を育てるべし
単刀直入に結論をいいます!
甘皮処理は
爪を護り丈夫に育てることを目的とするのか
クッキリ見せることを目的でするのかで
方法や仕上がりが全く違います
一般的に
ジェルの前のネイルケアは
クッキリケアです
そうではなくて
爪を丈夫に育てるためのケア
というものがあります
今回は甘皮処理と爪への影響について
お話していきます(*´▽`*)
まず、
甘皮ってどこ?ってところから~
↑ 説明します(・ω・)ゞ
後爪郭は血が通ってるところで
切ると血が出るし痛いところです
そこから伸びている爪上皮(甘皮/キューティクル)には血は通ってないので
切っても血は出ません
もう一つ
爪上皮角質(ルースキューティクル)といって
後爪郭の内側の皮膚から脱落した細胞(垢のようなもの)が
爪に張り付いて伸びてきます
一般的に甘皮とかキューティクルといっているのは爪上皮のことです
もしくは、爪上皮角質も爪に張り付いているので爪上皮と同化して見分けがつかなくて甘皮だと思ってる方もいるかもしれません
ネイリストは爪上皮角質のことをルースキューティクルと言っています
この先、爪上皮角質はルースキューティクル
爪上皮は甘皮と表記していきます(^-^)
甘皮にもルースキューティクルも
いらないものではありません
意味があって伸びてきています
爪は爪の根元の部分にある爪母細胞(ネイルマトリクス)で作られています
爪母はとても大切なところです
爪は剥がれてもまた生えてきますが
爪母細胞がが損傷するともう爪は生えてきません
甘皮とルースキューティクルは爪にぴったりと張り付いて
マトリクスへの異物や菌の侵入を防いでいます
爪が本来持っているバリヤー機能です
身近だと男性が分かりやすいと思うのですが
けっこうぴったり甘皮が爪に張り付いている方が多いです
バリヤー機能を存分に使っています(`・ω・´)ゞ
それは必要だからそうなっています
男性の仕事は女性に比べて過酷な状況であることが多く
外で土や砂や塵、埃に触れたり
塗料や薬剤を扱ったり
またそれを洗うのに強力な洗剤などを使います
甘皮やルースキューティクルは
そういう過酷な状況から爪を護っています
それが甘皮やルースキューティクルの役目。
綺麗になるからって
なんでもかんでも甘皮を切ってはいけない(>_<)
爪周りが荒れたり菌が入り込むと腫れあがったりします
甘皮はいらないものではありません
必要なものです!
甘皮の働きはバリヤー機能だけではなくて
爪の生え方や爪の厚み生えてくる爪の質にまで影響があります
では、
甘皮をなんでもかんでも生やせばいいのかというと
それも答えはNO!です
伸びすぎるとささくれの原因になったり
厚くなると水分や油分を甘皮が吸収してしまい爪にいかなくなってしまう
なので、
ちょうどいいところにおさめておくのがベストです
ネイリストにありがちですが、
(もちろん私も含め)
キレイに見せたいからどうしても美容目線で甘皮処理をしてしまう
甘皮を残してケアをしていたはずなのに
だんだんクッキリなケアに傾倒してしまう…
でも本当に大切なのはなんなのか
今この爪は何を求めているのか
どの状態に持って行ってあげるのがいいのか
爪ともっと向き合っていかなければいけないなと
思うのです(*´ω`*)
甘皮を育てることで
爪を育てる♡